工場の敷地の片隅に、春を知らせてくれる小さなちいさな木があります。
花見に出かけられない私たちの心を和ませてくれます。
若い方はご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、
ユスラウメ(バラ科)の木です。
そのユスラウメの木に花が咲くと、これまた小さなちいさな訪問者が。
ブーンブーン、小さな体で力一杯羽を振るわせ小さな花に挨拶を
して廻ります。
この蜂たちの羽を見るたび、自力ということがどんなに素晴らしいことか
それに引き替え、より早くより便利を望む私たちは、
自然を無視し、他力を駆使して生活を可能にしているのではと・・・。
小さな優れものの蜂が帰った後に、ユスラウメの小さい、
赤い甘い実を楽しみに待ちます。