“地球温暖化”問題の切り札として、「バイオマス燃料」が今、
注目を集めています。
そのひとつが、「バイオエタノール」。 トウモロコシやサトウキビ
など穀物から作られます。
ちなみにバイオエタノールだけで車を走らせれば、温暖化原因の
「CO2」排出量が「ゼロ」・・・・。
とても地球にやさしい燃料なのです。
ところでここに、忘れてはならない数字があります。
世界規模だと、年間「3,000万キロリットル」のバイオエタノールが
車の燃料としてすでに使われています。
これは、全燃料需要のわずか「0.2%」の量でしかないのです。
そして、その0.2%を製造するためには、なんと、「1億トン」もの
穀物が必要と言われています。
もし、その1億トンの穀物が、餓えで苦しむ人々にまわれば、
「3億人」を救える計算となります。
人の命を、クルマが喰う・・・・やりきれなさがつのります。