アカエダモータースのこと
― 一級整備士とは ―

 

誕生秘話

 
おそらくご存じない方が多いと思いますが、平成15年までは「一級整備士」はただの一人も存在しなかったのです。 つまり、試験そのものが一度も実施されたことが無かったのです。 「自動車整備士制度」ができて実に50年もの間封印され、業界ではずっと「幻の資格」と言われ続けてきました。
もちろんこれは、権威有る「国家資格」の話です。 各メーカー独自の社内資格としての「一級」は以前からそれぞれ設けられています。 が、あくまでそれは自社の車の知識と技術を問うもので、他社の車への対応は疑問です。 又、レベルもまちまちなものです。
「では、なぜ今になって・・・?」の疑問がわきます。 まず、50年間も実施されなかった理由については、「試験問題が、整備領域を超えて、ハイレベルになりすぎるので・・・」という話を過去に聞いたことがあります。 一方、50年ぶりに封印が解かれた最大の理由は、「クルマの革新」があげられます。 電子制御のかたまりとなった今のクルマ、さらには、ハイブリッド車や燃料電池車など次世代のクルマ、もはや「改良」という言葉が当てはまらないクルマの進化にも対応できる「知識と技術力の確保」。 ふたつめは、お客様への「アドバイス能力の向上」。 三つめは「環境保全」。 どれをとっても待ったなしの時代の要請の中で、「一級整備士」というパンドラの箱がやっと開けられたのです。 こうして正式名称「一級小型自動車整備士」は誕生しました。 尚、「一級大型」と「一級二輪」については、まだ実施されていません。
 
 
 
 
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