私どもができること

 

車 検

 
人間らしさや、本当のぜいたくを見つめ直した生活が「スローライフ」なら、私どもが提案する車検は、まさに「スロー車検」。
車検を「点」として考えるのではなく、カーライフという「線」の中でいかにあるべきかを、時代の潮流に流されることなく、今いち度考え直してみました。 さしずめ「車検ルネッサンス」とでも言えばよいのでしょうか。 一見古くさく思える私どもアカエダモータースの車検には、本当に必要な整備だけがギュッと詰め込んであります。
 
一級整備士が整備します。
 
「一級整備士が車検整備をします。」と話すと、「えっ・・・?」と返事を頂くことがあります。 というのも「3級」か「2級」の若いメカニックが担当するのが、ごく一般的だからです。 なかには、整備士資格を持たないメカニックが車検整備をすることすら珍しくありません。 但し、これも違法ではないのです。 すさまじい勢いで進化し複雑化するクルマには「一級整備士と車検」という組み合わせも、決して贅沢ではないと私どもアカエダモータースは考えています。
 
3日間、お時間を下さい。
 
「多様化に対応」という耳ざわりのいい言葉の陰で、「車検の時間」ひとつとってもお客様には、とても分かりにくいものとなってしまいました。
「1日車検」に新鮮味がうすれると、「60分車検」に「45分車検」、はては「15分車検」、これでもかと、とどまるところを知らず、新聞チラシはまるでタイム競技のようです。 ところで、お客様からのアンケート結果を見ても、「早く」というご要望は意外なほど少ないのです。 この結果にも勇気づけられ、私どもはいたずらに時間短縮に走らず、車検の原点に立ち返ることを何より大切にしました。つまり、売り手発想でも、買い手発想でもなく、「クルマ発想」での必要日数です。
 
クルマは・・・自動車なのです。
 
たとえば、「ブレーキのきき具合」、「ハンドルのぶれや、取られ」、「走行異音」、そして「エンジンの吹き上がり」など、クルマには走らなければ分からないことの方が実は多いのです。 ところが、車検の車のほとんどは、テスターや目視での点検にとどまるのが現実なのです。 つまり、「静的チェック」だけなのです。
私どもアカエダモータースは、まるでテストコースの中に工場があるような田舎ならではの恵まれた環境の中で、全車に「2度の試運転」を実施いたします。
まず最初の試運転は、お客様がお気づきでない不具合のピックアップのために、そして2度目は、すべての整備を終えて「完調」を取りもどしたことの確認のために・・・。 おクルマの引き渡し時のオドメーターが、「入庫時プラス30km〜」なのは実はこのためなのです。
直線の試運転コース
直線の試運転コース
曲がりくねった坂路の試運転コース
曲がりくねった坂路の試運転コース
 
1台に、3度の検査
 
車検の時、さけて通れないのが「車検ライン」、車検ラインをさけて通すのが、いわゆる「ペーパー車検(違法)」です。 どんなタイプの車検でも必ず一度、車検ラインを通して定められたチェックを受けます。
民間車検なら自社にて、持ち込み車検なら国の検査場にて・・・。
私どもアカエダモータースの車検は、この車検ラインを実に3度も通すのです。
1度目は、入庫時のおクルマの状態を数値的に把握する為の「受入検査」です。 試運転での体感チェックと併せて、必要整備を決めてゆきます。
2度目は、全ての整備を終えた後に、私どもの検査ラインにて、「完成検査」を行います。 
更に、3度目の検査として民間車検の設備をはるかにしのぐ、国の検査場の最新鋭の車検ラインにて、検査のプロフェッショナルである検査官の厳しい目にさらします。
本当の意味での安心と快調をお約束するために、私どもアカエダモータースでは、これが「スタンダード車検」なのです。
民間車検工場と同じ設備の私どもの「車検ライン」
民間車検工場と同じ設備の私どもの「車検ライン」
国の検査場の「車検ライン」
国の検査場の「車検ライン」
 
「低価格」ではなく「安いです」
 
“対”であるからこそ、理想的な姿が保てることも多くあります。
家庭生活で言えば「夫・婦」、クルマ生活なら「車検・整備」。
もし、「夫・婦」をつなぐ法律的ルールや束縛をとっぱらい、「夫」と「婦」を切り離し、自由気ままな生活を求めたら家庭生活はどうなるでしょうか。 クルマの規制緩和は、カーメンテナンスの大切な核である「車検・整備(定期点検)」を、「車検」と「整備」とに切り離してしまったのです。
その結果、「車検」とは検査を受ける瞬間が、法基準に合っていることを確認するに過ぎない制度となってしまいました。 それ以降の安全や安心、そして快適は、お客様自らの判断で確保しなさいということなのです。 つまり「自己責任の原則」となります。
本来、日本の車検制度は実に合理的な制度でした。 問題は、車検制度に各種「税の徴収」を載せすぎた結果、車検時のトータル出費が増えたことにあるのです。 その声をかわすための政策が、実は車検の規制緩和だったとも言えます。
そして、この時がビジネスチャンスとばかりに、「車検」というエサに、四方八方から「低価格」の看板を掲げたハンターが集中したのです。
私どもアカエダモータースがお引き受けするのは、「車検」ではなく、一級整備士の出番でもある「車検整備」。 そして、ご提供できるのは「低価格」ではなく、本質的な「安さ」なのです。
 
「工場からお客様へ」
 
私どもアカエダモータースが「整備」と同じくらい大切に考えることがあります。 それは「整備のご報告」です。
交換部品の提示や口頭でのご報告はもちろんのこと、整備を終えてしまうとお見せできないような箇所については、説明付きの写真をお渡ししております。
さらに、「工場からお客様へ」と名づけられた、担当メカニックからのご報告には、一級整備士ならではの視点で、今後のメンテナンスプランやアドバイスが、「快調に・・・」の願いを込めて、1台いち台手書きで綴ってあります。
担当メカニックからの整備のご報告とメンテナンスプランやアドバイスを綴った「工場からお客様へ」
 
しないので はなく、出来ないのが「車検見積り」です。
 
分かり易いようにコース別にメニュー化され、それぞれにプライスタグを付けた車検チラシ
分かり易いようにコース別にメニュー化され、それぞれにプライスタグを付けた車検チラシをよく目にします。 「いくら掛かるのだろうか?」の不安を拭ってくれる上に、「低価格」とくれば、これはもう飛びつきたくなるのが人情です。
ところで、チョッとだけ考えて頂きたいことがあります。
新車の時には全く同じクルマでも、ひと度お客様の手に渡れば、まさに100台、100様。 走行キロ数もちがえば、ご使用条件や状況も異なります。 さらに、メンテナンスの差や事故歴の有・無なども加われば、2台として同じ状態のクルマはないと言えます。 一番大切なお客様のご要望も当然異なります。 又、部品によっては良否判断に分解が必要なものも数多くあります。
つまり、入庫前はもちろんのこと、お預かり後でもある程度点検作業を進めない限り、必要な整備そのものがつかめないのです。
このように、あまりにも不確定要素が多い中で、推測をもとにした事前の金額提示が、果たして「お見積り」と言えるのだろうか?と、私どもアカエダモータースは疑問に思うのです。 このような理由で「車検見積り」は、あくまで「概算」でしかないことをご了承頂いております。 それは、私どもアカエダモータースが求めるものが、おクルマに「不安」や「ムダ」を残さない「適正整備車検」だからなのです。
 
 
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